
2023年2月17日、日本の主力ロケット「H3」が打ち上げ中止となりました。
それを受けて、JAXAによる記者会見で、ある記者から「それは一般に失敗といいます」と言ってみたり、
はたまた、大臣が「失敗は成功のもと」と言って謝罪したりと、言葉の捉え方一つで話題となっています。
「失敗」という言葉には、否定的なイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし、実際には「失敗」から多くの学びや成長を得ることができます。
今回の記事では、失敗という概念について深く掘り下げ、
「失敗」の本当の意味や、成功につながるためにはどのように取り組むべきかなど、多角的な視点から失敗について考えていきます!
こんな方におすすめ
- 失敗を経験したことがある人
- 失敗をしても諦めずに次に進みたいと思っている人
- 失敗から学び、成長したいと思っている人
「失敗」とは?
まずは、「失敗」とはどういうことか考えてみましょう。
辞書で調べてみると、
引用元:デジタル大辞泉 https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%84%9B%E5%AC%8C/
- 物事をやりそこなうこと。
- 方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。
- しくじること。
と、どうしてもマイナスの内容が目立つ「失敗」ですが、
「失敗は成功のもと」や「失敗学」というものがあるように、「成功」よりも「失敗」から学ぶことも多いのも事実です。
「失敗は成功のもと」の意味
トーマスエジソンが発祥の「失敗は成功のもと」という言葉。
失敗を経験した人は、この言葉に何度も救われたのではないでしょうか。
私もその一人です!
次にこの言葉の捉え方について考えてみます。
花は咲かなかったが、肥料となる
失敗は誰にでも起こり得るものであり、成功に至る過程でつまづくこともあります。
しかし、「失敗」が肥料となり、得られた教訓や経験から、成功につなげることが出来ます。
失敗を恐れずに挑戦することが重要
失敗を避けようとして、何も行動を起こさずにいると成功することもできません。
失敗は、挑戦したことによって生まれた成果物の一つです。
失敗を乗り越えることで、自分自身が成長し、新たなスキルや知識を身につけることができます。
失敗を成功への道しるべとして捉えることができる
失敗を経験して、何がうまくいかなかったのかを分析し、改善点を見出すことで、次に同じ失敗を繰り返さないようにすることができます。
成功に向けて、失敗を避けるだけでなく、失敗から学ぶことも大切なのです。
「失敗」は主語によって変わる
ここまで、「失敗」について解説してきたわけですが、
次に大事な視点、「失敗」は誰にとっての失敗なのか?考えてみましょう。
例えば、今回のH3ロケット打ち上げの中止については、
ロケットを”打ち上げること自体”は、失敗だったかもしれないが、
今回「フェールセーフ」という安全機能が働き、安全な状態で打ち上げずに済んだともいえるため、安全に停止することに「成功」したともいえます。
つまり、「失敗」は主語が誰・何かによって変わります。
誰かが「失敗だよ」といったとしても、当事者である自分が「これは失敗ではない」と思えば、「失敗」ではなくなるということです。
本当の意味で「失敗」とは?
では、本当の意味で「失敗」とは何か。
結論を言うと
心が折れて挑戦をやめること
これは目標が達成されなかったことで、立ち止まってしまうことではありません。
人生にはいろいろな局面があり、時には進むことを諦めることが必要な場合もあります。
例えば、目標が自分に合っていなかったり、環境が変わって目標が変わったりする場合などです。
このような場合、進むことを諦めたとしても、それを失敗とは捉えず、新たな目標を見つけて挑戦し続けることが大切です。
つまり、新たな目標に向かって前進することで、自分にとって成功につながります。
まとめ
今回は「失敗」についてまとめてみました。
「失敗」は日常や仕事ではつきものですね。「失敗」することは誰でも怖いし嫌です。
ただ、そんなときに諦めずにリカバリーすることで、目標を達成したり、人から信頼を得たりすることができます。
成功に至るまでの過程で、山もあれば何もある。成長や学びの機会と捉えて、諦めず前に進んでいこう!
失敗しても諦めない!